
新鮮なそば粉にこだわり、当日挽いたそば粉しか使わないため
1日わずか60食程度しか作れないという喬楽さんの蕎麦は
鮮やかな薄緑色に輝いていてひとめ見ただけでその違いがわかります。まず何もつけずにひとくち口に含んでみると、さわやかな蕎麦の香りと深い甘味が口の中に広がります。噛み応えのあるコシとさらりとしたのどごし。一口食べただけでなぜか笑顔になってしまう、そんな気がしました。
次に麺つゆをほんの少しだけつけて口に運ぶと、今度は鰹の香りが口の中に…。しかし蕎麦の香りを壊すことなく、見事な脇役を演じています。
何もつけずに、麺つゆを少しだけつけて、たっぷりとつけて…それぞれまったく違う味わいが楽しめます。
食後に出てくる蕎麦湯もあっさりとして最後の閉めをきれいに飾ってくれます。最後まで食べ終わった後まるでフルコースの料理でも食べたかのような満足感に満たされます。